
種もみを選びます。選ぶ際、塩水に浸して浮かんでくる軽いもみを取り除き、沈んでいる種もみを発芽させ、育苗箱・苗代で苗を育みます。

田んぼの土を掘り起こし、水が土の中にしみこみやすいようにして、水を田んぼにいっぱい入れます。代かきという、土がトロッとするまでロータリーで細かくし、水漏れ対策をして田植ができる状態にします。

田んぼの水を抜き、田植え機を使って、まっすぐ、むらなく苗を植えます。機械で植えることのできない、手植えをいかに少なくするかが腕の見せ所です。

田植が終わると、田んぼの水管理(少なくなったら水を足し、水を抜く時期は水門を開ける。)と防除と呼ばれる害虫、雑草対策の日々が続きます。ある程度育つと「中干し」といって、田んぼの水を切り、土壌に空気を入れる「出穂期」と呼ばれる稲穂の出る時期がやってきます。この時期になると、農家では、数日おきに水を抜いては入れる作業をおこない、稲の根が腐らないように、酸素を補給します。

黄金色に稲が穂を垂れるようになると稲刈りの時期がやってきます。一般的、稲刈りは、コンバインと呼ばれる稲刈りと脱穀を同時にやってしまう機械が使われます。刈り取った稲は、コンバインの中心にある「こぎ胴」で脱穀され、運搬用の袋にためていきます。オーガと呼ばれる、長い砲身のような筒がついたコンバインは、その先を軽トラックの荷台の上に位置し、放水するように積み込んでいきます。刈り取った稲は、持ち帰り乾燥機に入れます。乾燥機を持たない農家では、カントリエレベーター(大規模乾燥・一時保管施設)に持ち込みます。

刈り取られた稲は乾燥機に入れられます。刈り取ったばかりの稲の水分は20%以上の水分を含んでいます。腐ってしまわないように15%前後まで乾燥させます。熱風をあてて乾燥していきますが、急に乾燥すると「胴割れ」といって米にひずみが生じ割れてしまいます。それを避けるためゆっくりと乾燥していきます。乾燥した籾は籾摺り機に入れて周囲の殻をとり、玄米にします。

選別機(ライスグレーダー)をとおし、くず米と出荷用の玄米に遠別します。出荷は多くの場合、JA(農協)を通して、検査員が品質チェックを行い1等、2等などランク付けされます。

ランクに応じた価格で買い取られ出荷されていきます。